住宅ローンを組む

住宅ローンとは、住宅を購入する資金を調達するためのローンです。
住宅を購入するには少なくとも数千万という莫大な資金が必要ですから、その資金を調達するために多くの人が住宅ローンを利用します。
住宅ローンの返済も約20年から35年程度と、かなりの長期間に渡ります。
その住宅ローンには住宅金融公庫に代表される公的融資と民間金融機関による民間融資の2つがあります。
その他の公的融資には、年金住宅融資や財形住宅融資がありますが、年金受託融資は2005年1月で新規申し込みを終了しています。
民間金融機関による融資は、1994年の規制緩和以降競争が激化し、現在では各社から多種多様な住宅ローンが発売されています。
金利が住宅ローンを組む際に最も気になるのではないでしょうか。
住宅ローンの金利には、固定金利、変動金利、固定金利選択型変動金利、段階金利などがあります。
市場金利の低い時は固定金利、市場金利の高い時は変動金利で借りるのが基本です。
住宅金融公庫は固定金利あるいは段階金利を、民間金融機関は固定金利選択型変動金利を中心に扱っています。
土地が値上がりしている時代は住宅ローンは、どのように組んでも特に問題はありませんでした。
住宅ローンの設計に失敗しても、終身雇用と経済成長に支えられた昇給とインフレ、土地の値上がりがカバーしてくれたのです。
しかしながら、土地神話、インフレ神話、昇給神話が崩壊した現在では、しっかりとした返済計画を立て無理のない住宅ローンを組むことが大切です。

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